3歳差姉妹の記録と日常

都内在住のワーキングマザー(育休中)、長女(3歳)と次女(1歳)の記録や日常

妹出産記録〜再びみぞおちの痛み〜

超低出生体重児として産まれた妹の出産時の記録となります】


出産予定日が3日後に決まってからは、あと少しで会えるという喜びよりも、このまま産まれて大丈夫なのだろうかという不安が大きくありました。


推定体重は1200g、副作用で霞む目と頭をフルに働かせてネットで検索をしてみると意外と極低出生体重児が多いことに驚き、励まされました。

どうかこの3日で加速をつけて大きくなってくれていますように…。


日曜の夜、一般病棟に移った際に感じた時と同じみぞおちの痛みを感じました。


看護師さんにそれを伝えるとすぐに当直医に伝えてくれ、血液検査をしてくれることになりました。


23時30分頃、ウトウトし始めていた時、消灯されていた部屋の灯りが付き、シャッとカーテンが開けられました。


何度か回診でお見かけした医師がおり、真剣な面持ちで書類を手にされていました。


「先程の血液検査の結果が出たんですが、数値が急激に悪化しています。

諸々数値が悪化しているのですが、白血球の数値が通常の3分の1以下になっているので、仮に脳出血があった際に出血を止めることができなくなる恐れがあります。

このままだと朝まで体が持たない可能性が考えられるので、今すぐ緊急帝王切開を行います。

旦那さんはすぐに来れますか?」


みぞおちの痛みが出た時に嫌な予感はあったのですが、まさか本当にこんなことになるとは…


医師と看護師に見つめられながらベッドの中で主人に連絡を取り、30分以内には着けるだろうということを伝えました。


「準備ができ次第手術室へ向かいます。旦那さんの到着が30分後なら大丈夫だと思いますが、早く準備ができたら先に向かうことになるので、これからお支度してもらいますね」


1人で手術室に向かうのは怖いと思っていたのですが、

バタバタと準備をしているうちに、気づいたら主人が到着していました。


術着に着替え、酸素マスクをしている姿に驚いたようでしたが、大丈夫だよと声をかけて貰えて安心することができました。

間に合ってよかった。


妹出産記録〜姉との面会〜

超低出生体重児として産まれた妹の出産時の記録となります】


入院してから姉とは2週間目でやっと面会しました。


もちろんもっと早く会いたかったのですが、姉の手足口病が完全に治っていなかったのです…

喘息も悪化してしまい体調が良くなかったので、保育園も休んでいました。


この両親・義両親からも協力してもらうことができ、どうにか乗り越えられた。と主人が言っていました。


面会する日の朝、副作用が強くて起き上がることが辛く、看護師さんから15分で切り上げるようにと言われてしまいました(ᇂ_ᇂ|||)


入院してから初の面会なのでどうにか30分!!とお願いすると、体調が悪くなったらすぐに切り上げてくださいね!と念を押され、送り出されました。


姉はエレベーターホール前のベンチで主人の横にちょこんと座って待っていました。


冷静でいられると思っていたのですが、姿を見ただけで涙が溢れてきてしまい、姉の名前を呼ぶと「ママ!!」と走って姉が抱きついてきました。


ぎゅっと抱きしめて、ずっと会いたかったよ、1人で待たせてごめんね、大好きだよ。と言うと

「寂しかったけど大丈夫!〇も大好きだよ。ママもうお家に帰れる?」と言われました。


まだ帰れないんだよ、でも赤ちゃんもうすぐ産まれるからね、そうしたらもうちょっとでお家に帰れるよ。

と言うと「じゃあそれまでいい子にしてるよ!」と笑って言いました。


子供の方が強いですね。

私はボロボロ泣いているのに、姉はケロッとしていて逆に元気をもらいました。


面会ルームへ移動すると点滴や注射の跡、心電図モニターのコードが気になるらしくコードで遊んでいました笑


私が入院したことでじじばば達が甘やかしモードに入っているそうで、おやつの量が増えて体重が増えたそうです笑


退院したらママとダイエットだよ!!


あっという間の30分、名残惜しかったです。


エレベーターを見送ってから部屋へ戻ると、疲れが出たのか強いめまいに襲われ吐き気も出てきたので横になりました。



姉〜宿題が進まない時の対応〜

姉の公文の宿題は基本朝に取り組むようにしています。


普段は幼稚園から帰るのが遅いので各教科5枚にしています。


それでもこの頃はモチベーションダウンが著しく、鉛筆をもったまま不貞腐れてフリーズすることが度々あります…


朝に終わらなかった分は帰宅後に終わらせられるようにするのですが、それも進まなかったらお手上げ!!ᐠ( ᐪᐤᐪ )ᐟ


どうにか楽しく且つスピーディにできるか考えてみた結果、音楽で急がせることにしてみました!


今のところ効果があったのは

JAWSのテーマ

エクソシスト


イマイチだったのは

・ダースベイダーの音楽


今後も変わりそうですが、現状はこんな感じでなんとかこなしています。



妹出産記録〜出産日決定〜

超低出生体重児として産まれた妹の出産時の記録となります】


診察でエコーで赤ちゃんを診てもらった際に体重は推定1200gありそうだと言われました。


「29週の標準よりは小さいから、もう少しお腹の中にいてもらえるようにしましょうね」と言われたので、

ついうっかり来週が私の誕生日なんですけど、同じ日になったりしますかね?と聞いたら、神妙なお顔でそうなったらいいんですけどね…と言われました。


くだらない事を言って申し訳ありませんでした…🙇‍♂️


そんな話をした翌日、主治医(転院初日のぶっきらぼう男性医師)から3日後の週明け月曜の朝イチで出産にしますと告げられました。


「本当は今日でもよかったんだけど、赤ちゃんが小さいのでできるだけ長くお腹にいてもらいたいので、月曜が最大リミットです。ただし、緊急の際はすぐに出産になりますので覚悟はしておいて下さい」

と告げられました。


今日とか急すぎるでしょう!と内心ほっ。


それにしても、ここの所は副作用があるだけで体調も安定していたので、出産宣告に驚きました。


「出産は帝王切開を予定しています。赤ちゃんが小さいと負担が大きいので。切り方はできる限り横で切りますが、赤ちゃんが小さいとなかなか難しいこともあるので縦になる可能性があります」


帝王切開未経験でしたが、お腹の子の負担にならない方向であれば何でも構いませんとお伝えしました。


上司へは産まれるまで退院できそうにないかもと連絡していましたが、改めて職場にも出産日が確定した事を伝えました。


既に業務の引き継ぎは済んでいたのですが、月半ばで放り出してしまった業務が気になりすぎてメーリングリストをチェックしていた私に上司は休みなさい!と言ってくれ、月末には業績達成の報告をくださいました。


仕事大好き人間の私にはメーリングリストに流れる仲間の情報が眩しく見えて、ここからしばらくこの忙しない日々から離れることに寂しさを感じました。


産後半年位でもうこのままずっと家にいたいと思いましたが笑


姉〜進度一覧表基準認定証をもらいました〜

姉は現在週に1回公文に通っています。


元々は2回通っていたのですが、幼稚園から帰る時間が遅いので(預かり保育があるのです)負担にならないように週1回にしてもらっています。


先日、家で公文でやったプリントの内容の確認をして、宿題の仕分けをしていると何やら硬い紙が。


あれ?テストなんてやったかしら?と思って見てみたら、進度一覧表基準認定証というものでした。


初めてもらったのですが算数と国語の2枚とも順位が書いてあるのですね!

都内200位台!あまり順位を気にしてはいけないと思いますが、本人の日頃の頑張りの現れですのでよく頑張ったね〜❤と褒め褒め❤


姉は表彰状を貰えるとテンションが上がるので、モチベーションが下がっているこのタイミングでいただけて良かったです(o´ω`o)



妹出産記録〜副作用は効いてる証拠〜

超低出生体重児として産まれた妹の出産時の記録となります】


夜になり、体温が高くなってきたからか点滴の針が入っているところが痛みます。


副作用に血管痛とあったので、その痛みなのかも…


なかなか寝付けずにいると巡回の看護師さんが来て下さり、痛みがあることを伝えると点滴がズレていないか確認してくれ、問題ないと言われました。

おそらく副作用が出てきているのだろうということで、温めると良くなるかもとタオルを温めてくれました。


腕全体が温まるからか、点滴箇所の痛みが紛れるような気がしました。


翌朝、目が覚めて起き上がると体がぐわんと回るような感覚がありました。

立ちくらみと似ているのですが、じっとしていても頭の中がぼやっと霧がかかっているような感じで頭が回らない。


歩行することは問題ないのですが、頭が働かないので読書する気になれず、主人が持ってきてくれた本に手をつけられませんでした。


医師が様子を見に来てくれたので、副作用かも?とお伝えすると、ちょうど全身に薬が回ったのだと思います、良かったですね。と言われました。


確かに血圧と張りも落ち着いている。


そう言われて、ちょっと辛いと思っていたけど、効いているということだから良いことなんだ!と前向きに考えられるようになりました。


今思い出しても血管痛だけは最後まで辛かった…

でも頭に霧がかかっているのはすぐに慣れました笑



妹出産記録〜心拍下がる〜

超低出生体重児として産まれた妹の出産時の記録となります】


午後にMFICUへ移ることが決まり、いつも通り横になりながらモニタリングしていると、バタバタと看護師さん2人が駆けつけて赤ちゃんの心拍が一瞬消えたと言われました。


頭の中は真っ白。


酸素マスクを着けられても涙が止まらない。


「お母さん、心拍戻りましたよ。安心して。」


そう言われて、安心したのか今度は嗚咽まで出てしまいました。


少しお腹が張った感覚はあったのですが、そのタイミングで心拍が下がったそうです。


予定より早めにMFICUへ移動し、医師から改めて超音波で診てもらいました。


どうやら羊水がかなり少なくなっていて、赤ちゃんが身動きが取りにくくなってしまっているそうです。


お腹が張ると再び心拍が下がる危険があるので、副作用は強いけれど血圧と張りの両方に効果があるという点滴を24時間使うことになりました。


副作用の一つに心停止(!!)があるため24時間心拍をモニターすることになり、全身コードだらけ…

めまいが酷いと立てなくなる人もいるらしく、転倒の危険があるからお手洗いにも看護師さんを呼ぶようにと言われました。


幸い初日は心配だった副作用も特になく、看護師さんのお手を借りる程でもないと思いましたので、自力でお手洗いもシャワーも済ませました。


医師から体調の確認があり、あまり副作用は感じないことを伝えると、まだ全身に薬が行き渡ってないから、副作用もないのだろうと言われました。