妹出産記録〜妹誕生〜
【超低出生体重児として産まれた妹の出産時の記録となります】
主人の到着が間に合ったので、医師が改めて状況の説明をして下さいました。
「HELLP症候群」
何となくそんな気はしていましたが、やはり私はHELLP症候群を発症してしまったようです。
出血多量になる可能性があるとのことで、輸血の同意書にもサインをしました。
主人への説明が終わると医師は足早に部屋を後にし、私は手術室へ移動することになりました。
体調もかなり悪くなっていたので、手術中に何かあったらどうしよう、夫にも娘にも赤ちゃんにも会えなかったらどうしようなどと考えていました。
手術室の前で主人と別れ、手術を担当して下さる医師や看護師さん達が次々に挨拶をして下さいました。
手術台のすぐそばには保育器があり、産まれたらすぐにあそこに入るんだな…
姉の時はカンガルーケアとかしたけど、当然できないんだろうな…
と少し寂しい気持ちになりました。
麻酔科医がとてもお優しい方で、「不安はありませんか?」と聞いて下さり、初めてなので怖いです…と言うと、「痛くないようにしっかりと麻酔をかけますからね、安心してください」と言ってくださいました。
怯える私を上手く宥めて下さり、丁寧に痛みの有無を確認して下さったので安心することができたのですが、なかなか緊張が解けませんでした😅
ドラマで見たような手術室のライト、これが無影のライトかーなんて思いながら見ていると、自分の姿が反射していることに気づいてしまいました!!
動物のお医者さんのシーン!と思いましたが、初手術の私には直視する勇気はなく、目を閉じてしまいました…
帝王切開手術はサクッと進み、あっという間に子猫のような泣き声が聞こえました。
小さくても元気な泣き声だったのでまずは一安心しました。
看護師さんが近くまで見せに来てくれて、小鳥のようなサイズの小さな小さな赤ちゃんの手にそっと触りました。
すぐに保育器に入れられて何やら処置をしているようでした。
麻酔科医が「お疲れさまでした。ではここからはゆっくり休めるように眠くなるお薬を使いますね」と言ってくださり、眠くなる薬を使ってもらって眠らされた私でしたが、あまりの緊張からか処置中に目が覚めてしまいました。
もうちょっと寝てようね〜と薬を入れてもらいましたが、再び塗っている最中に覚醒。
先生たちめっちゃ雑談してる…と思っていると執刀医が気付いてくれました。
どうやら赤ちゃんは予想よりも小さく、960gだったそうです。
事前のエコーで1200gと聞いていたので、誤差があっても1000gは超えていると思っていた私にはショックでした。